はじめに
大ヒットとなった(もう6年近く前!)「君の名は。」は感動の物語ですが、脳みそがだいぶ弱ったお爺さんには途中話が見えなくなって、ただ、最後はハッピーエンドだし、まあいいっか、という感じで放置していました。
ただ最近になって、DVDを買って何度も見返し、頭を整理しようとしたメモが、今回のこの投稿になります。
もちろん、三葉と瀧の魂(心?)が入れ替わる話であることは間違いないのですが、時間的にもズレています。つまり、糸守町(岐阜の飛騨高山あたりにある架空の町)と東京都という空間は元より、2013年と2016年という時間も飛び越えて、2人は入れ替わる物語なので、これをしっかり押さえておかないと物語に置いて行かれてしまいます(漠然とはわかっているのだけれど、ちょっと曖昧的な私のような人もいるかと思います、いないか?)。そこでこれから、時間軸に沿って詳しく見ていきます。
時間軸を追いながら、物語を外観
三葉が入れ替わって戻ってきた朝(一昨晩寝てから入れ替わって、昼活動して、今朝戻ってきた)、妹の四葉や一葉ばあちゃんに昨日は変だったと言われるし、投稿して授業ではユキちゃん先生(最後のクレジットでしか名前は出ない)には「今日は自分の名前覚えているのね」と言われますが、この黒板の右の方に9月3日(火)と書いてあります。つまり、9月2日の三葉は瀧の心だし、反対に瀧は三葉の心になっている(本人達はまだ夢だと思っている)。
そして、ちょっと後の瀧の体に三葉の魂が入ってしまうシーンでは、朝瀧のお父さんが会社に行った直後、司からLineにメッセージが入り、そのスマホに9月5日月曜日とあります。
これは、上記の「9月2日に入れ替わっている」ということと矛盾しています。日付だけじゃなく、曜日もずれています。すなわち、三葉が住んでいる側は9月2日は月曜日なのですが、瀧が住んでいるのは9月5日が月曜日です。
まさか、このことから時間もずれているとわかった人はほとんどいないとは思うのですが、これが決定的にわかるのが、彗星が落ちる10月4日の前日、三葉は東京の瀧に会いに行きますが、幸運にも会えた瀧はまだ中学生だったことです。ただ、中学生という表現はなく、ただ英語の勉強をしている内容が中学生的だということだけです(Have you seen Tiamat’s Comet?=>現在完了形は中学で習う)。
さて、三葉が生きているのは、ティアマト彗星が落ちた2013年だということがわかりますが(上の図、後述する3人で三葉を探しに行った際、古河図書館で3年前のティアマト彗星が落ちてきたことを調べているシーン)、瀧が生きているのはいつかというと映像的にはほとんど確認できません(もちろん私が見逃しているという可能性は高いですが)。例えば、次の画像のカレンダーに「平成28年」とあり、2016年ということがわかります。去年から貼ったままという可能性は排除できませんがw
また、1年経つと同じ日付だと曜日が1つ後になり、閏年の2月を含むと2つ後になることから、先程の2013年9月2日(月)、2014年9月2日(火)、2015年9月2日(水)、この年は閏年なので2016年9月2日(金)となり、9月5日は月曜日となるので、間接的には2016年ということがわかります。
ただいずれにしろ、台詞でははっきり言っており、瀧とミキ先輩と司の3人で三葉を探しに行って、瀧の描いた絵から三葉は糸守町にいたことがわかり、そこが彗星が落ちてきて多くの人が亡くなったということがわかっても、瀧は納得できず、ラーメン屋のおやじの車で糸守町まで行って、町がなくなっていることが確認した次のようなシーンで次のように話しています。
瀧:違う!!間違いない・・・この校庭、周りの山、この高校だってはっきり覚えてる
司:そんなわけないだろ!?3年前に何百人も死んだあの災害、瀧だって覚えてるだろ
瀧:・・・死んだ?・・・3年前に死んだ?
©2016「君の名は。」製作委員会と会話しています。
あと、上記の後旅館に戻ってきたときも、次のような独り言を瀧が言っています。
司:全部ただの夢で・・・景色に見覚えがあったのは3年前のニュースを無意識に覚えていたから。そうじゃなければ・・・幽霊?いや・・・全部、俺の・・・妄想?
©2016「君の名は。」製作委員会つまり、三葉は彗星が落ちる2013年を生きており、それが3年前になっている2016年を瀧が生きていることは間違いなさそうです。まぁ、映画の公開も2016年だしねw
細かい入れ替わりとかはここでは省略しますが、次の5つの携帯のダイアリーの画像に「東京生活10(明日は奥寺先輩と東京デート)」とあり、1日に2回書いている場合もあるので、8〜9回ぐらい起こったと推測します(意外に少なく感じるのは私だけ?)。
すぐ上の画像における一番上の日記(10月2日)、瀧と三葉との最後の入れ替わりが起こり(実際には後に瀧は「口噛み酒」を飲んで、もう1回入れ替わる)、三葉の心の瀧がミキ先輩とのデートの約束をしました。
そして、翌日目覚めて身なりを整えているとき、何故か三葉は泣いています。やはり瀧とミキ先輩とのデートが気になっているわけです。
そして、学校を休んで東京に行き、夕方ギリギリ瀧に会えますが、「誰?お前」とか電車で言われ、しぶしぶ糸守町に帰ってきます。
翌日、憂鬱な三葉はまた学校を休み、お婆ちゃんに髪を切ってもらい悶々としています。まだこの時点で時間のずれについて三葉は気づいていません。ちょうどこの日、彗星が再接近する日で、テッシーから電話で彗星を見ようと誘われて、気持ちを入れ替えて、浴衣に着替えて出かけます。
髪を切った三葉に驚くテッシーと早耶香。きれいなティアマト彗星に見とれる三葉。そして、その瞳に映るほど大きくなった、しかも割れた彗星。ここでこのとき、三葉は他の500人以上の糸守町のみんなと同様死亡します。
この後、瀧と三葉との入れ替わりが起こらなくなり、約2週間後に瀧は自分の書いた糸守町の絵を頼りに三葉を探しに行きます。もちろん、瀧もまだ時間を超えていることを知りません。この日付は、バイトを高木に頼んでそれを了解したという動画のファイル名から10月20日(出発のたぶん前日、すぐ下の画像)、そして、探していた場所が糸守だとわかり、それが3年前に多くの人が死んで今は糸守町は破壊されたままだという事を知って旅館に帰ってきて、日記がないことに落胆する瀧のスマホに(下の2つ目の画像)10月21日とあるので、翌日10月22日に本当の意味での最後の入れ替わりが起こったのだと思います。
そして、ミキ先輩と司を置いて、ラーメン屋のおじさんに糸守まで車で送ってもらいます。車の行けないところは雨の中を歩き、かつて瀧の心の三葉が行った宮水神社の御神体までたどり着きます。
そして、三葉に半分が入っていると一葉ばあちゃんが言っていた「口噛み酒」を飲み、立ち上がろうとして後ろに転(こ)けます。その一瞬天井には彗星の、しかも割れた彗星の絵が見え、一気に三葉の記憶がなだれ込んできます。
一葉:彼岸に戻るにはあんたらのいっとう大切なもんを引き換えにせにゃいかんよ。口噛み酒やさ。ご神体にお供えするんやさ。それはあんたらの半分やからなぁ
©2016「君の名は。」製作委員会その後瀧と三葉は入れ替わって、瀧の心の三葉が目覚めます。テッシーと早耶香と3人で町を救おうと色々頑張ります。三葉は父の町長の説得に成功せず、とぼとぼと歩いているとき妹の四葉から「昨日は急に東京に行ってまうし」と言われ、何か閃きます。そして、テッシーから話しかけられても上の空で何かを考え続けます。これはつまり、自分が御神体のところで入れ替わりが起こったわけなので、そこの瀧の体に三葉の心が乗り移っているのだとしたら、もしかしたら、その御神体の所まで行ったら三葉に会えるかもしれない、というような推測をしていたんだと思います。また、前に司とミキ先輩で糸守町に行った夜、ミキ先輩と瀧の会話も関係しているかもしれません。
ミキ:組紐だね。きれい・・・瀧くんのそれも、もしかしたら組紐?
瀧:え?ああ、これは、たしか・・・ずっと前に人からもらって・・・なんとなくお守り代わりに時々つけてて。誰から・・・?
ミキ:お風呂、瀧くんも入ってきたら?
瀧:はい・・・いえ・・・俺、組紐を作る人に聞いたことがあるんです。紐は時間の流れそのものだって。ねじれたり絡まったり、戻ったり繋がったり。それが時間なんだって。それがムスビ・・・
©2016「君の名は。」製作委員会そして、テッシーの自転車を借りて、必死に御神体(実際には外輪山みたいな所)を目指します。途中、自転車を崖に落としてしまいますが、走り続けます(上記画像)。ようやく外輪山みたいな所にたどり着き、三葉の声が聞こえます。近くにいることは確実。そして、かたわれ時(黄昏)になって、お互いの姿が見えます。しかも、心は元の鞘に収まっています(戻っています)。
台詞にはありませんが、たぶん、瀧は三葉に状況説明をし、まだ間に合うと伝え(これは台詞にある)、かたわれ時が終わって2人はまたバラバラになります。その後三葉は走って糸守町に戻り、後半何が起こったかの詳細は映像的になく、その後の新聞等の情報から避難訓練をしていて、ほとんどの人が助かるという奇跡が起こったことがわかります。
そして、時代が移り変わります。瀧は大学4年生になり、就職活動をしています。秋口、一瞬三葉らしい人を見かけ、電車を飛び降りて、探しますが見つかりません。これがいつ頃かは手がかりがありませんが(見逃しているだけかもしれない)、少なくとも2021年の10月4日にミキ先輩と会った頃より少し前だと思います。それは三葉を見かけた後、司と高木に就職できないのはスーツが似合わないからとからかわれているとき、ミキ先輩からLineが入って、そこにやはり2021年10月4日とあるのでわかります。それより前というイメージです。
喫茶店でテッシーと早耶香が結婚式について話しているシーンで、同じ喫茶店で瀧は手帳を開いてスケジュールを見ていましたが、×が12月2日までついているので、その日は12月3日なんだろうと思います。その後、喫茶店を出て雪が降る歩道橋でやはり三葉とすれ違ってしまいます。
そして春になり、あるときやはり電車の中で2人は目が合います。電車を飛び降りて、2人はお互いを探し、やっと須賀神社の階段で再会を果たします(聖地になっているらしい)!
ここまでのことを図にすると以下のような図になるでしょうか。
ちょっぴり重要なこと
三葉が戻った糸守
すぐ上の図で、1つ、重要なことがあります。それは真ん中の当たりにある赤い字で「三葉は瀧がいたのとは違う別の糸守に戻る」ということです。
通常に時が進めばやはり彗星が糸守町に落ち、みんな死んでしまいます。しかし、落ちてくることを知っている三葉が戻ったことにより、それ以降の未来が変わってしまうし、どうも過去も変わっているように思えます。これが平行宇宙だとか単に過去未来が変わってしまった現実だとか、その辺はわかりません。
例えば、すでに瀧の心の三葉が外輪山のような所に自転車で急いで、途中その自転車を壊してしまいましたが、変電所に戻ってきた三葉が会ったテッシーはオートバイに乗っていました。それは自転車がないので、オートバイに乗っていたようにも思いますが、次のような会話から、むしろ自転車を貸したとは思えません。
三葉:あっ、テッシー!
テッシー:三葉!今までどこに!
三葉:自転車壊しちゃって、ごめんやって
テッシー:はぁ?誰が?
三葉:わたしが・・・
テッシー:うーん、後で全部説明してもらうでな!落ちるんか!?あれが!
三葉:落ちる!この目で見たの!
テッシー:見たってか!?じゃあ、やるしかねえな!
©2016「君の名は。」製作委員会何故あれだけ信用しなかった三葉の父である町長が住民を避難させたか
新聞や雑誌の中で彗星が落ちる1時間前に避難訓練をしていて、助かったということはわかります。ニュース映像なんかも少しだけ流れます。
しかしながら、心が瀧の三葉が一度説得しようとして「市内の病院で医者に診てもらえ。その後ならもう一度話を聞いてやる」と言われ、相手にしてもらえなかったにもかかわらず、2回目はなぜ上手くいったか。少なくとも映像からはなにも説明されていません。なので、若干推測を述べます。
いくつか考えられると思いますが、1つは、外輪山のような所から走って帰ってくる途中、すごい勢いで転(こ)けたりして体中怪我だらけになっているし、その上、真剣な目つき・表情から町長は信じたのかもしれない、というものです。真剣な顔をしている三葉を見た町長は少し驚いた顔をしています。
もう1つ。瀧の心の三葉が一葉ばあちゃんを説得しようとして失敗しましたが、その時三葉は「そんなこと誰も信じないって、意外に普通のことを言うばあちゃんだな」と言っていますが、ばあちゃん自身が信じないという話なのかは微妙です。つまり、他の人は信じないという意味の可能性もあるということです。そもそも三葉が町長に会いに行くと一葉ばあちゃんも四葉もいました。普通の夏祭りだったら、町長室にいるのは不自然ですし、ばあちゃんは町長が嫌いです。すでに町長を説得しようとしたのか(町長が「お前、また・・・」と言っているので、これは可能性が低いかもしれませんが、一葉ばあちゃんの説得に半信半疑だった町長も前述の三葉の真剣な顔で最後の一押しになったというのも有りな気もします)、ただならぬ雰囲気を感じて町長のところに来たのかもしれません。その辺も町長が三葉を信じる後押しになっているかもしれません。
さらに、瀧の心だった三葉が最初町長を説得に行ったとき、馬鹿にされたと感じてネクタイをつかんで凄んだ時、「お前は誰だ」と三葉に言っています。一葉おばあちゃんが自分にも町長の奥さんである三葉の母親二葉にも入れ替わりが起こっていたと言っていたので、当然、そんな話を町長も聞いていたに違いありません(というか、父親と母親が入れ替わっていた可能性もあり、それを一瞬思い出したという可能性も)。なので、そういう時間を超えて入れ替わるような超常現象を信じたのかもしれません。
ただ、よくよく考えるとすでに彗星が割れると言う事実は肉眼で確かめられるわけで(テッシーが「すまん、三葉。ここまでや。あぁ!まじで・・・割れとる!」とか叫んでいる)、三葉が言っていることの「彗星が割れる」ということまではその通り進んでいるわけで、だから、糸守に落ちるかどうかはわからないが、避難訓練ということで非難しても良いか、と町長が考えた可能性もあるかもしれません。
些末なこと
些末というとどうでも良いことのように聞こえますが、そんなことはありません。あくまでも物語のメインじゃないというだけで、ファンとしてはなかなか捨てがたいところ、というような意味です。
ミキ先輩の婚約指輪の相手
彗星災害から8年後の2021年10月4日に瀧とミキ先輩が会ったとき、ミキ先輩は婚約指輪をしていました。他でも見えていますが、別れ際ミキ先輩が手を振るシーンで、婚約指輪がピカリと光ります。
まあ、これは司で間違いないでしょう。上記で少し触れた、司と高木が就職内定できない瀧をからかうシーンで、司も婚約指輪をしているし。瀧とミキ先輩と司で三葉を探しに行った翌日、2人は別々に帰ったと瀧が独白しているのも、前日ミキ先輩が「瀧くんのことがずっと好きだったんだよね」とか言われ、しかも瀧に振り向かれないせいか禁煙をやぶるのを見て司は焼き餅を焼いたのに違いありません。
最後の頃出てくる、生き残った糸守町の人々
これは1シーンに1人だけ出ている、という仮定で推測したものです。
四葉
これは明らかですね(ちょっと綺麗になりすぎかもですがw)。
黒めがねの花屋
これは最初「えっ、なぜ司が花屋に!」とか思ったのだけれど、そんなわけないと思い直し、三葉の同級生で黒いメガネをかけているのは、下の画像の「蹴りいれた三葉」の向こうにいる子、或いはもう1つ下の画像の「瀧の心の三葉がバスケでシュートをするシーン」の向かって一番左にいる子かな(どちらも同じ子に見える、私的には)?
牛丼屋の女の子、コンビニの手前の男の子、ゴミを捨てている女の子
これは下(画像的には4つ目のもの)の「三葉をからかっていた同級生3人」の真ん中の女の子。ピンクの「髪留め(ヘアゴム?)」で決まりでしょう(4つ後の画像参照)。
これも「三葉をからかっていた同級生3人」の左の男の子でしょうね。髪型が同じ。
顔が見えないので、これは決めてにかけます。単に髪が長いというだけ(だから自信がない)ですが、同級生の一番右の女の子です。カバンを左にかける癖も同じか?
タクシーから見えるメガネの女の子
これもあまり決め手はありません。メガネが似ているのと、若干顔も似ているかなという感じで、教師の一番左のドアの近くにいるメガネの女の子です(左の男の子と右の女の子に見覚えがないのも・・・)。
不動産屋の前のカップル
まあ、これはテッシーと早耶香で良いでしょう。結婚前だしね。
買い物袋を持って歩いている女性
これが一番反論があるかもしれません。
まずは遠回りになりますが、一番上の方で引用した万葉集の授業中の先生、これは最後のテロップを見ないと名前がわかりませんが、「ユキちゃん先生」とあります。
しかもこのクレジットを見ると、声優さんは花澤香菜とあり、これは「言の葉の庭」に出ている雪野先生の声優さんでもあり、これは一度四国に帰った雪野先生がどうやって岐阜の先生やっているのというようなことは抜きにして、そして、どこかで新庄誠監督が昔からのファンのためにそういう設定にしたという記事を見かけた気がするので、まあそういうことにしておきましょう。
実際の雪野先生は次のような感じで、若干書き方が違うので別人のようにも思えますが、この先生が他で出ているかというと、早耶香が非難指示を学校で放送しているときに先生に捕まって暗がりを歩いているシーンの後ろにいる女性もユキちゃん先生と思います。
この2つの顔に似てるという意味で、次の買い物袋を持つ女性がユキちゃん先生なのじゃないか、と思う次第です。そうすると、もしかしたら、言の葉の庭のタカオがいる東京に戻ってきており、さらに結婚している可能性もあるかもと想像が膨らみます(教師を辞めて、夕飯の支度のためにスーパーに買い物に行った帰りとかw)。
言の葉の庭のタカオ
これはTwitterで新庄誠監督自身が「タカオはどこに出ているでしょう」と出題し、回答をしているらしいので間違いないかもしれません。つまり、三葉と瀧がニアミスをする時一瞬みえる三葉のすぐ左の顔が半分見えない茶色の服を着た男の子がタカオらしいです。
ムーの雑誌に「ティアマト彗星は人工天体だった」
『ムーの雑誌に「ティアマト彗星は人工天体だった」』という噂をネットで見て、じっくり見ていたのだけれどなかなか見つからず、見つかったときは嬉しかった、それだけです。
ただ彗星の軌道がおかしいとの指摘で、DVDの発売時には修正していたということらしい。その時、あらためて色々専門家の意見も聞いたりして、細かいところを修正した可能性があり、その中であまり氷中心にできている彗星がちぎれて、地球に落ちてきても、あんな災害にはならないという指摘に対して、次のような雑誌の記事を差し入れたり(映画は見たのですが、そんな細かいところは覚えていませんw)、題名のムーの記事を差し入れたりしたのかもしれません。
早耶香が非常用の食料を買うコンビニが秒速5センチメートルのコスモナウトに出てくるコンビニと酷似
確かに下の図では見づらいですが、「アイ SHOP」という名前も雰囲気も一緒ですね。
君の名はで多用されるローアングルの映像は「彼女と彼女の猫」からか
これは微妙ですね。このアニメ自体にローアングルは使われていないように思います。ただ、新庄誠監督は猫が好きで、作品にもよく登場させるし、猫だけじゃなく犬もよく登場しています。
なので、特に幻のデビュー作だからと言うわけじゃなく、幻のデビュー作もその後の作品にも動物がよく出ており、その視点で描くと面白いのじゃないか、という新城監督の発想があったのじゃないかな、と推測します。
ジョウビタキ(オス)、トビがちょっと
そもそも、違う鳥の可能性もあるので、思いっきり外しているかもしれません。もし、ジョウビタキのオスだとするならば、首のあたり、白くない気がする。
拡大日本の野鳥識別図鑑 より引用
トビは何回か出てきますが(鳴き声からするとトビだと思われる)、やはり白い文様とかが違う気がする。
拡大東京大学演習林の鳥たち より引用
いずれにしろ、わざと少しアレンジしているのかもしれません。
中学生の瀧の単語帳にはなんて書いているか
Have you seen Tiamat’s comet?
I’m looking for my counterpart.
以上。