マダガスカルには7種類以上のバオバブが自生する。アフリカには1種しか存在しない。Morondavaのこの地域には3種が自生する。3種類とも微妙に生えているエリアがずれているようだったが、この写真には3種類いっぺんに写っている。
左から、ザ(Adanasonia Za)、グランディディエリ(Adanasonia grandidieri)、奥でちょっとしか見えていないが、フォニー(Adanasonia Fony)。
バオバブスライドショーをお楽しみください。
Baobab Slide Show
「ザ・バオバブ」と書かれた写真などをときどき目にするが、バオバブは大きくて偉大だから「The」 Baobabと冠詞をつけているものと思っていた。そうではなくて、ザ(Za)という種類があるのであった。
右は、バオバブの木の下に落ちていた古い実を拾ったところ。実を持っているのはガイドのフランソワさん。地面に絵を描いてバオバブの講義をしてくれた。
フランソワさんは付近の村の出。昔はこのあたり全部森だったそうだ。すべて伐採されて今のような景色になってしまったと少し悲しそうだった。
バオバブだけは役に立つので伐採せずに残されている。今でも実は食用に、皮は家の建築材料に、また雨季には季節の珍味バオバブキノコがとれる。

季節ではないのでないと思っていたバオバブキノコがたまたまマーケットに出ていた。においをかいでみたが、特に特徴のある匂いということもなく、キノコの匂いだった。

宿泊はビーチサイドのコテージ。
水は鉄くさくて最低。

海側の扉をあけるとそこは白い海岸。
まわりに明かりはほとんどなく、夜は満天の星。空にミルキーウェイがどーっと流れる。




お客はわれわれだけ。暗闇の中のディナー。われわれの食卓だけのために花とポータブルの蛍光灯がしつらえられた。しかしこの蛍光灯がたまに消える・・
ディナーのメニューは、前菜はカラマリ、エントリはエビのトマト煮、デザートはアイスクリーム。
アイスクリームをひとくち食べてびっくり、なんだか超おいしい! でよく味わったらバニラだ。マダガスカルといえば世界で唯一の本物のバニラの産地、使われていたのはジェニュインのバニラに違いない。われわれが食べ慣れているバニラアイスとはちょっと違って、バニラはバニラでもなんだか高貴なさわやかさのあるすばらしくおいしいアイスクリームだった。マダガスカルに行ったら必食!
Morondavaは海辺の小さな町。海に通じる1本の道に町の全てが揃っているようなところ。ムルンダバ?ムロンダバ?モロンダバ?・・実はどう発音しても通じなかった。フランス語読みだとどうなるのだろう。
ここの名物はバオバブ。海辺の町の雰囲気と、それとはかけ離れたバオバブの景色と両方を楽しめる。バオバブのあるところまでパジェロで1時間。四駆でなければ到達は困難。なにしろここの道事情は悪い。
それにしてもバオバブのある風景ってまことに奇妙で面白い。バオバブはどでかくて、頼もしくて、でもどことなく飄々としていて、人を威圧しない。
赤い夕日に映えるバオバブ並木を見たくて陽の入りにあわせて撮影名所に戻ったのだが、そこの子供たちの相手をしているうちにベストショットの瞬間を逃してしまった。


バオバブ編
Morondava